2月28日 ファシリテーション講座レポート
- 2017年3月3日
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2月28日開催 ファシリテーション講座のレポートです!
国際ファシリテーション協会理事の影山貴大さんに、ファシリテーションとは何かについてお話しいただきました。
国際ファシリテーション協会では「グループの可能性を最大限に引き出すこと」をファシリテーションと定義しているそうです。ファシリテーションというと、会議や対話の進行役という意味で捉える方も多いですが、話をもりあげて意見を引き出すことだけがファシリテーターの役割ではなく、複数の人間が協力して何かを成し遂げることを促進することが重要と考えているそうです。フューチャーセンターの活動も対話のセッションはするけれどもアクションや成果がないという批判が聞かれますので、この考え方はとても重要であると感じました。
今回の90分のセッションでは影山さんがファシリテーションで最も重要と考える「傾聴」についてのワークを中心に行いました。 まず、3~4人のグループに別れてアイスブレイキング(共通点探しゲーム)をして、雰囲気がゆるんだところで、一人があるテーマについて2分話し、もう一人がそれを聞き、残りの人はその2人を観察するというワークを交互に行いました。
このワークのユニークな特徴は聞き手の聞き方について3種類の異なる条件で行うこと。
第一の条件は、聞き手は相手の話を2分間無視し続けるというもの。 通常のワークだと傾聴のテクニックを教えて、それを実践するというものですが、それとは逆に悪い例を体験するものでした。「ポケモンゴー」というテーマで実際にワークをやってみると、 ・話し手は(相手が指示されて無視しているのは知っているので不快ということはあまりないですが)反応がないととても話しづらいと感じました。私たちは相手の反応を見ながら話す内容(どこまで説明するかなど)を考えて話しているのかもしれないですね。そして、相手が無視していることがわかると、相手を見て話すことに違和感を感じて、相手から目をそらしてしまうことにも気づきました。 ・聞き手の側は相手の話に自然と体が反応して、体が動いてしまうこと。あえて行動をしないことで、無意識のうちに自分がしている態度(うなづいたり、相づちを打ったりしていること)に気づきました。自分が普段どんなふうに聞いているのかなんて考えていませんよね。このワークはそんなことにも気づかせてくれました。 ・そして第三者から見ると、2人の会話はとっても変。異様な雰囲気です。
第二の条件は、聞き手はスマホなどで作業をしながら話を聞くというもの。相づちを打つなどしてもよいですが、目はスマホやメモなどを見て相手を見ないで聞きます。テーマは「オリンピック」 ・話し手の話しやすさは個人差があったようです。自分の話を聞いている(聞き手の作業が聞いた内容について何かを調べているか、メモを取っているなど自分の話を理解しようとする行為である)と思える場合は話しやすいと感じるのかもしれませんが、相手が自分の話に関心がないと感じられる場合(反応がほしいところで反応がない場合など)は無視されているのと同じように話しづらいと感じるようです。 ・聞き手も実際どのような作業をするかによって違うようです。私は話を聞きながら関係のないメールをチェックしていたのですが、すると話はほとんど頭に入りませんでした。ところどころ、話を理解して相づちを打ったりしましたが、第一条件と比べて話の理解度が極端に下がりました。
第三の条件は、以上の2つを経験した後で各自が考える一番良い聞き方を実践するというもの。 相手の目を見て、相づちを入れたり、聞き取れなかったことやわからないことなどを聞いたり、それぞれ思い思いに話を聞きました。講師からはこのように聞くと良いですよというアドバイスは一切なし。それでも話し手も聞き手も観察者にも変化がハッキリとわかりました。 テーマは自由。相手が反応して聞いてくれているととても話しやすく、話すことがどんどん出てくる。2分という時間がとても短く感じられました。そして、私たちのグループでは観察者だった人たちまで会話に参加してしまったのです。一人の聞き手が話し手の話を理解しようと傾聴を態度で示し、話し手が気持ちよく話せるようになると、他の人たちにも聞こうとする態度が伝染する感覚を覚えました。
最後の15分はヒーローインタビューというワークで、それぞれが自分の一番活躍したときの話をして、それをみんなで聞くというワークでした。
とても短い時間にグループの人たちのことがより深く理解できて、もっといろいろなことを聞きたいと思えるようになりました。
傾聴を理解するワークを通じて感じたことは、相手の話していることを理解しようとする態度はグループメンバー間の親近感や信頼関係を高めることです。これによって、グループに貢献しようという気持ちが高まり、グループメンバー間の意見調整がスムーズになり、効果的な協力が実現する。傾聴はそのような効果を持つ重要なプロセスなのだと気づかされました。
感想は本当にたくさんあるのですが、教えない教授法を影山さんが実践されていたことに私は一番感銘を受けました。非日常的な体験を通じて、傾聴の重要性や方法について多くのことを学ばせてもらえた90分でしたが、講師である影山さんからは、傾聴がなぜ重要であるのか、どのようにすればよいのかについて、ほとんど説明はありませんでした。それにもかかわらず、参加者は自らの経験を通じて重要性を理解し、どうすればよいかを自ら考え実践していました。アクティブラーニングとはこのような教授法を指すのだと再認識させられました。
影山さんには今後も講座をお願いする予定で、次回は「問い」について教えていただく予定です。









































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